統計データ
愛知県の中古車登録・届出台数(2026年5月)
― 月間30,519台で都道府県別トップ、軽比率は全国平均を8ポイント下回る
この記事のポイント(要約)
2026年5月の愛知県の中古車登録・届出台数は合計30,519台。内訳は登録自動車が19,680台(新規5,921台・移転12,555台・変更1,204台)、軽自動車が10,839台です。全国計481,994台に占める愛知の比率は6.3%で、都道府県単位では全国最多。2位以下は埼玉23,335台、神奈川23,183台、千葉22,230台、東京22,000台と続きます(北海道は7支局の合計で27,460台)。特徴的なのは軽自動車の比率で、愛知は35.5%と全国平均43.3%を7.8ポイント下回ります。名古屋圏を中心に登録車の流通が厚い市場であることが数字に表れています。中部5県(福井・岐阜・静岡・愛知・三重)の合計は69,907台で、そのうち愛知が43.7%を占めます。
2026年5月・愛知県の内訳
| 区分 | 台数 |
|---|---|
| 登録自動車 新規 | 5,921 |
| 登録自動車 移転 | 12,555 |
| 登録自動車 変更 | 1,204 |
| 登録自動車 合計 | 19,680 |
| 軽自動車 | 10,839 |
| 合計 | 30,519 |
中古車販売の実勢に最も近いのは移転登録(名義変更)です。愛知の12,555台は全国173,577台の7.2%にあたり、合計ベースの6.3%より高い比率になります。愛知は「登録車の名義が動く量」が全国平均以上に厚い市場だと言えます。
全国・中部5県との比較
| 地域 | 登録自動車 | 軽自動車 | 合計 | 軽比率 |
|---|---|---|---|---|
| 愛知 | 19,680 | 10,839 | 30,519 | 35.5% |
| 静岡 | 8,218 | 7,948 | 16,166 | 49.2% |
| 岐阜 | 5,301 | 5,239 | 10,540 | 49.7% |
| 三重 | 4,878 | 3,861 | 8,739 | 44.2% |
| 福井 | 1,764 | 2,179 | 3,943 | 55.3% |
| 中部5県 計 | 39,841 | 30,066 | 69,907 | 43.0% |
| 全国 | 273,495 | 208,499 | 481,994 | 43.3% |
同じ中部でも、愛知の軽比率35.5%に対し隣接する岐阜は49.7%、福井は55.3%です。愛知だけが明確に登録車寄りで、他4県は全国平均かそれ以上に軽が強い。県境をまたいで仕入れ・販売を行う場合、この構成比の違いは在庫政策に直接効いてきます。
1月との比較 ― 台数はほぼ横ばい、中身が入れ替わっている
| 区分 | 2026年1月 | 2026年5月 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 登録車 新規 | 5,382 | 5,921 | +539 |
| 登録車 移転 | 12,758 | 12,555 | −203 |
| 登録車 変更 | 911 | 1,204 | +293 |
| 軽自動車 | 11,797 | 10,839 | −958 |
| 合計 | 30,848 | 30,519 | −329 |
合計は1.1%減とほぼ横ばいですが、中身は動いています。軽が958台減った一方で、登録車の新規が539台増加。全国でも同じ期間に合計が462,475台→481,994台と4.2%増えており、愛知の横ばいは全国の伸びに乗れていない形です。軽の減少分をどこで埋めるかが、下半期の在庫構成の論点になります。
この数字の読み方 ― 「新規」は輸入車・持込の入り口
統計の3区分は性格が異なります。新規登録は一時抹消されていた車両の再登録や輸入中古車の入り口、移転登録は所有者が変わった実数、変更登録は住所・使用者の変更です。中古車販売の売買実績に最も連動するのは移転登録で、月次の景気判断にはこの数字を単独で追うのが実用的です。
JU愛知では、愛知県内の中古車流通の状況を継続して把握できるよう、こうした月次データの整理を続けています。数値の出典は一般社団法人日本中古自動車販売協会連合会(JU中販連)が公表する都道府県別中古車登録・届出台数です。