令和7年度 JU愛知オークション実績
― 年間48開催・累計出品18万0,304台で4年連続の記録更新、1開催平均3,756台も過去最多
この記事のポイント(要約)
令和7年度の実績 ― 出品台数は2つの記録を同時更新
| 項目 | 令和7年度 | 前年度 | 増減 |
|---|---|---|---|
| 開催数 | 48回 | 49回 | −1回 |
| 累計出品台数 | 18万0,304台 | 17万5,215台 | +5,089台(+2.9%) |
| 1開催平均出品台数 | 3,756台 | 3,576台 | +180台(+5.0%) |
| 平均成約率 | 77.4% | 78.1% | −0.7ポイント |
注目すべきは、開催数が1回減っているのに累計出品台数が増えている点です。会場の開催回数を増やして総量を積み上げたのではなく、1開催あたりの集荷力そのものが上がった結果として記録を更新しています。1開催平均が5.0%伸びているのはその裏づけです。
平均成約率77.4%は前年を0.7ポイント下回りましたが、出品台数が5,000台以上増えた中での0.7ポイント減です。分母が厚くなるほど成約率は下がりやすくなるため、この水準を維持していること自体が「売れるAA(オートオークション)づくり」の成果と言えます。
この4年で何が変わったか ― 令和3年度との比較
過去最高の平均成約率78.9%を記録したのは4年前の令和3年度です。その年の出品実績と令和7年度を並べると、会場の規模がどれだけ変わったかがはっきりします。
| 項目 | 令和3年度 | 令和7年度 | 4年間の変化 |
|---|---|---|---|
| 累計出品台数 | 14万9,659台 | 18万0,304台 | +3万0,645台(+20.5%) |
| 1開催平均出品台数 | 2,993台 | 3,756台 | +763台(+25.5%) |
| 平均成約率 | 78.9%(過去最高) | 77.4% | −1.5ポイント |
成約率は令和2年度・3年度と2年連続で記録を更新し、そこから令和4年度以降は累計出品台数の記録を4年連続で更新し続けるという流れになっています。「まず売れる会場をつくり、その評判で荷が集まる」という順序で進化してきたことが、この2つの記録の並び方に表れています。
令和8年度の立ち上がり ― 通常開催2週連続で3,900台超
年度末の3月は、イラン戦争の影響で出品台数が減少しました。荷動きの面ではセリ価格400万円超の高級・高額車の動きが鈍ったものの、それ以外のセリでは影響は総じて見受けられず、高い成約率と成約単価を維持しています。新年度に入ってからもその傾向は続いています。
| 開催日 | 出品台数 | 成約率 | 成約単価 |
|---|---|---|---|
| 4月2日(通常開催) | 3,972台 | 80.2% | 50万6,000円 |
| 4月9日(通常開催) | 3,945台 | 78.4% | 50万3,000円 |
令和8年度の立ち上がりは、車両置場(ヤード)の不足により1開催当たりの収容能力4,500台を超えないオークション運営を余儀なくされています。そのため今年度は「春のジャンボAA」の開催を見送りましたが、上記2回の通常開催はいずれも、ジャンボAAの令和8年度目標台数である3,800台(令和9年2月4日の「組合設立48周年記念AA」は3,900台)を通常開催のまま上回っています。現段階でイラン戦争の大きな影響は見受けられませんが、予断を許さない状況であることに変わりはありません。
組合収支 ― 税引後で純利益5億円超が「当確」
オークションの想定を超える伸びにより、令和7年度の組合収支決算は税引後でも5億円を超える純利益となる見込みです。正式な数字は5月11日(月)の決算理事会で固まり、翌12日には理事会承認の剰余金処分案などをまとめた総会議案書が協会員・組合員へ発送されました。
純利益5億円超が確実になったことから、年度末には組合員へカタログギフト(1万円相当)が贈呈されました。令和7年度の剰余金処分案にも、組合員に還元される内容が盛り込まれています。
令和8年度 通常総会 ― 5月25日・名古屋東急ホテル
令和8年度の協会・組合合同通常総会は、5月25日(月)午後1時から名古屋東急ホテルで開催されました。当日は正午からホテルランチが用意され、総会出席者(代理人を含む)には組合事業手数料券1万円分とお土産(協会員は お土産のみ)が進呈されています。
用語メモ
ジャンボAA=通常開催より大規模な出品台数を目標に設定した特別開催。JU愛知では例年、春と、組合設立の周年を記念する開催が該当します。成約単価=成約した車両1台あたりの平均落札価格。出品台数・成約率と合わせて見ることで、会場に集まっている在庫の価格帯が分かります。
※本記事は機関誌「あいぶら」第343号・344号(2026年2月・3月)掲載のトップ記事をもとに再構成したものです。記事中の決算理事会(5月11日)・議案書発送(5月12日)・通常総会(5月25日)は、いずれも本アーカイブ公開時点で既に経過しています。令和7年度決算の確定値および剰余金処分の内容は、総会議案書および事務局の案内をご確認ください。