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第58回「東海交通遺児を励ます大会」に参加・協力
― 遺児にクリスマスプレゼントを手渡し、寄付者への感謝状贈呈も

この記事のポイント(要約)

公益財団法人東海交通遺児を励ます会(吉野雅山会長)主催による「第58回交通遺児を励ます大会」が12月21日、名古屋市熱田区金山のサイプレスガーデンホテルで開催された。会所属の83世帯・遺児119名(愛知・岐阜・三重3県の合計値)のうち28世帯の遺児37名と親御さんが出席し、来賓や関係者を合わせて総勢120名が参加。第1部の式典では恒例の作文発表と、個人・団体・企業を合わせて30回以上に及ぶ寄付者への感謝状贈呈が行われ、私たちJU愛知への感謝状は松田指導環境委員長が、(有)梶田モータースへの感謝状は梶田社長が受け取った。JU愛知は指導環境委員会から松田委員長・二村副委員長・鈴木委員と事務局担当職員2名が公務参加し、取材スタッフを含めて計6名で式典を見守った。第2部のクリスマスパーティーでは、遺児の皆さんに定番のジャイアントポッキーと図書カードを直接手渡した。
第58回 東海交通遺児を励ます大会の会場風景。吉野会長の挨拶に耳を傾ける遺児と親御さん、支援・寄付者の来賓
第58回 東海交通遺児を励ます大会の会場風景。吉野会長の挨拶に耳を傾ける遺児と親御さん、支援・寄付者の来賓第58回 東海交通遺児を励ます大会の会場風景。吉野会長の挨拶に耳を傾ける遺児と親御さん、支援・寄付者の来賓

金山のホテルに遺児37名と親御さん、総勢120名が集う

公益財団法人東海交通遺児を励ます会(吉野雅山会長)主催による「第58回交通遺児を励ます大会」が12月21日、名古屋市熱田区金山のサイプレスガーデンホテルで開かれました。

これには会所属の83世帯・遺児119名(愛知・岐阜・三重3県の合計値)のうち、28世帯の遺児37名と親御さんが揃って出席し、来賓や関係者を合わせて総勢120名が参加。第1部の式典では、恒例の作文発表等を通じて交通事故の根絶を訴えると共に、命の尊さや夢や目的を持って生きる大切さなどを認識し合い、休憩を挟んで再開された第2部のクリスマスパーティーでは、家族でランチビュッフェを楽しむと共に、遺児の皆さんはOB・OGが企画したクイズでクリスマスプレゼントを次々にゲットしていきました。

この「交通遺児を励ます大会」は、会所属の遺児とそのご家族の皆様が一堂に会し、「みんなで心を深め、寄り添い合うことができるようなイベント」(吉野会長)を目指して企画・開催され、その後、現在のクリスマスパーティーを兼ねたファミリー親睦イベントへと進化発展してきたものです。

JU愛知は指導環境委員会から計6名で公務参加

私たちJU愛知は、交通遺児チャリティーキャンペーンに取り組み始めた昭和63年度から同会への浄財寄贈(※厳密には中日新聞社会事業団に当該浄財を寄託し、同事業団が当該浄財を同会へ寄贈)を続けており、平成21年からは「励ます大会」にも参加・協力させていただくようになりました。

今回は指導環境委員会から松田委員長、二村副委員長、鈴木委員と事務局担当職員2名が公務参加。取材スタッフを含めて計6名で式典を見守りました(※梶田金融・小売振興委員は寄付者として、社長名義で来賓出席)。クリスマスパーティーでは、遺児の皆さんに定番のジャイアントポッキーと図書カードを直接、手渡していった次第です。

寄付者への感謝状贈呈は30回以上、組合と梶田モータースも受領

東海交通遺児を励ます大会では毎回、その年に浄財を寄贈してくれた個人・団体・企業の代表を招き、式典の中で感謝状を贈呈しています。今大会でも寄付者への感謝状贈呈は、個人・団体・企業を合わせて30回以上に及び、その都度、会場から感謝の拍手が送られました。

私たちの組合への感謝状は松田指導環境委員長が、(有)梶田モータースへの感謝状は梶田社長が受け取りました。金融・小売振興委員の梶田社長は、3年前の「励ます大会」に指導環境委員として公務参加した際、遺児たちの健気な姿に感銘を覚え、「うちでも何かお役に立てないか」と考え、ご家族にも相談して、令和5年に自社名義の浄財寄贈を決断・実行。以来、自主的に浄財寄贈を行っており、3年連続で感謝状を受け取った次第です。

式典では、4月に小学生になる遺児たちに祝い金とランドセルの目録が贈呈されたほか、ダイドードリンコが設置拡大を推進している「東海交通遺児を励ます会 応援自販機」も披露されました。この自販機は、ダイドードリンコと自販機設置先からそれぞれ寄付金が集まる仕組みになっています。なお、支援・寄付の来賓に用意したペットボトル飲料水には、遺児と親御さんたちが折った「鶴」が添えられていました。

吉野会長「令和8年秋、再び東京ディズニーランドへ」

第1部の式典の冒頭で挨拶に立った吉野会長は、会にとって嬉しいニュースとして、4月に新1年生になるお子さんが今回の大会に3人も参加してくれたこと(※3年ぶりの出来事)と、ダイドードリンコと支援者の皆さんのお蔭により、「心のお守り」となる寄付型自販機が街中に設置されるようになったことを報告しました。

挨拶の最後には、ビッグニュースとして、令和8年秋にファミリー行事で再び東京ディズニーランドに行けるようになったことを満面の笑みで発表すると、多くの遺児が最高の笑顔を吉野会長に送りました。吉野会長は「願いが叶うという幸運は、心の準備ができている人にだけ与えられるもの。常に他人を思いやる心で、約束を守り、嘘をつかないように。正しいこと、正義を貫く毎日を過ごして下さい」と、遺児たちに強く呼び掛けていました。

作文発表4名 ―「人との出会いを大切に」「母を心の底から尊敬」

ハイライトの作文発表は、遺児代表2名(小学生と高校生)と、OG、保護者の4名が担当しました。小学生は夏休みのファミリー行事で体験した「グランピング」の想い出を楽しそうに語り、高校生は入学直後の自己紹介でアニメ好きを告白したことで共通の趣味を持つ親友ができたことを紹介。4月から県外に進学することを打ち明け、「これからも人との出会いを大切にして、自分らしく生きていきたい」と力強く結びました。

会のイベント等にボランティアで参加しているOGは、ボランティア活動を通じて充実感・達成感を覚えていること、後輩たちの笑顔や親御さんたちからの労いの言葉が一番のご褒美になっていることを強調。「おじいちゃん、おばあちゃんになっても付き合っていける、心から信頼できる同志や仲間」と笑顔で語り、後輩たちには「悩み等があれば、いつでも私たちに相談して欲しい」と優しく呼び掛けました。このOGの母親も会のお世話になった交通遺児で、今は会の事務局の一員として運営に尽力しており、OGは母親と同じようにボランティア活動に関わるようになったことで、母親の凄さや優しさに改めて気付き、心の底から母親を尊敬できるようになったそうです。

クリスマスパーティーで「パワーアップ大作戦」、人手不足の影も

第2部のクリスマスパーティーでは、今回もOB・OGが企画したクイズ等により、遺児の皆さんにたくさんのプレゼントが贈られていきました。私たちJU愛知に与えられた役割は、「子供たちがクイズの答で“パワーアップ”と言ったら、プレゼントを渡して欲しい」というミッション。指導環境委員会を代表してサンタクロース役を務めたメンバーは、小さなお子さんの順番になると、クイズを出す前に「パワーアップだよ。パワーアップ、パワーアップ…」と何度も優しくささやき掛け、小さなお子さんたちは意味も分からずに“パワーアップ”と答え、ご褒美のジャイアントポッキーと図書カードをゲットしていきました。

一方で世知辛い世の中を痛感したのは、この日、OBの姿が無く、OGの数もいつもより少なかったことです。人手不足で運輸業等の仕事を休む訳にいかなかったようですが、「かわいい後輩たちのために、クリスマスパーティーを盛り上げてあげたい」という、ボランティア活動を優先させてあげる企業が日本中に増えて欲しいものです。

出典:JU愛知(愛知県中古自動車販売商工組合) 機関誌「あいぶら」第341号・342号(2025年12月・2026年1月)