月刊JU中販連ダイジェスト
- TOP
- 月刊JU中販連ダイジェスト
- 統計・愛知
- 愛知県の中古車市場、全国首位の実力と特徴
愛知県の中古車市場、全国首位の実力と特徴
この記事のポイント(要約)
当月の要点:愛知は全国首位の流通量を維持
2025年11月、愛知県の中古車登録・届出台数は合計29,411台で、全国第1位のシェア6.3%を記録した。このうち、登録自動車の小計は18,969台、その内訳は新規5,522台(29.1%)、移転12,586台(66.4%)、変更861台(4.5%)であった。移転手続きの割合が全国平均の65.7%を上回り、中古車の流通が活発であることが示されている。特に、全国上位10県の中で愛知が1位に立ち、北海道(26,990台)や神奈川(22,307台)を上回る規模を維持している。
全国における愛知の位置:首位の実力と構造的特徴
愛知県は全国47都道府県中で中古車登録・届出台数の合計で第1位に位置し、全国シェア6.3%を占める。これは、全国合計466,023台のうち約15.8台に1台が愛知県から出ていることを意味する。特に、移転手続きの割合が66.4%と全国平均(65.7%)を上回っており、中古車の流通が主に移転によるものであることが確認できる。また、軽自動車の比率は35.5%と全国平均(43.3%)より7.8ポイント低く、小型車中心の流通構造が特徴的である。
近隣県・近隣会場との違い:軽自動車比率の低さが顕著
中部・北陸8県の合計台数89,018台に対し、愛知県は29,411台(33.0%)を占める。このうち、軽自動車比率は愛知35.5%、岐阜47.8%、三重44.2%、静岡49.6%、長野49.3%、福井54.6%、石川45.7%、富山54.5%と、愛知は最も低い水準にある。特に静岡(49.6%)や福井(54.6%)と比較すると、14ポイント以上の差がある。これは、愛知県が軽自動車よりも普通車の流通が活発であることを示しており、販売店の在庫戦略に影響を与える。
月次推移から見える動き:前月比1.8%の増加で安定
2025年11月の愛知県の台数は前月比1.8%の増加を記録した。特に、移転台数が前月比1.5%増加し、中古車の流通が持続的に活発であることが確認できる。また、全国上位10県の中で愛知は1位を維持しており、市場の安定性が裏付けられている。
前月からの変化:移転台数の増加が主因
2025年11月の愛知県の台数は前月比1.8%増加した。この増加の主因は移転手続きの増加であり、前月比1.5%増加した。新規手続きは前月比0.8%増加、変更は前月比2.3%増加と、いずれも微増にとどまる。移転の割合が66.4%と全国平均を上回る状況は、前月と同様に維持されており、中古車の流通が主に移転によるものである構造が安定している。特に、全国上位10県の中で愛知が1位を維持している点から、市場の中心性が揺らがないことが示されている。
販売店が仕入れ・在庫・商談で何を見るか
愛知県の中古車販売店は、移転手続きの割合が66.4%と高いことから、中古車の流通が主に移転によるものであることを認識する必要がある。特に、軽自動車比率が35.5%と全国平均より7.8ポイント低いため、普通車の仕入れと在庫構成を重視すべきである。また、前月比1.8%の増加と、全国首位の安定した台数から、市場の需要は持続的に高いと判断できる。商談では、移転手続きの多い顧客に対し、登録手続きのサポートや、車両の状態確認の徹底が求められる。
あわせて読みたい記事