月刊JU中販連ダイジェスト

統計・愛知

愛知県の中古車市場、1月は軽自動車比率上昇で全国首位維持

この記事のポイント(要約)

2026年1月、愛知県の中古車登録・届出台数は合計30,848台で全国シェア6.7%、47都道府県中1位を維持。軽自動車比率は38.2%と全国平均45.9%より低く、移転手続きが67.0%と高い傾向。前月比で合計台数は-2,055台(-6.2%)と減少したが、12月の32,903台を下回る2025年11月の29,411台を下回らず、安定した水準を保っている。全国上位10県では愛知が1位、静岡(16,816台)や福井(3,121台)など近隣県と比べて規模が大きく、軽自動車比率も低め。販売店は移転車の流入と軽自動車の需要変動を注視すべき。

当月の要点:軽自動車比率が上昇し、全国首位を維持

2026年1月、愛知県の中古車登録・届出台数は合計30,848台で、全国シェア6.7%を記録。47都道府県中1位を維持した。特に軽自動車の台数は11,797台で、全体の38.2%を占め、前月の35.5%から上昇した。登録自動車の手続き内訳では、新規が28.3%、移転が67.0%、変更が4.8%と、移転の割合が全国平均(66.9%)を上回る。これは中古車流通の中心が移転による再流通であることを示している。

全国の中での愛知の位置:1位を維持する規模とシェア

全国の合計台数462,475台に対し、愛知県の30,848台は6.7%のシェアを占め、47都道府県中1位。全国上位10県では1位で、2位の埼玉(22,508台)や3位の神奈川(22,331台)と比べて約8,000台の差がある。特に2025年12月には32,903台と観測期間の最多を記録しており、1月はその水準を下回ったものの、11月の29,411台を下回らず、安定した市場規模を維持している。

近隣県・近隣会場との違い:軽自動車比率が低く、規模が大きい

中部・北陸8県の合計台数89,513台に対し、愛知県は30,848台で34.5%を占める。静岡(16,816台)や岐阜(10,622台)など近隣県と比べて規模が大きく、特に軽自動車比率は愛知38.2%に対し、静岡52.3%、福井58.0%など、いずれも10ポイント以上高い。これは愛知が軽自動車の需要より、乗用車の流通が活発であることを示している。

月次推移から見える動き:12月のピークから1月に調整

2025年11月から2026年1月までの観測期間で、愛知県の合計台数は2025年12月に32,903台(最多)を記録し、1月は30,848台(最少は11月の29,411台)に下落。平均は31,054台で、12月のピークから1月に調整した傾向が見られる。軽自動車比率は11月の35.5%から12月の34.8%に低下したが、1月に再び38.2%まで上昇。これは軽自動車の流入が一時的に活発化したことを示唆している。

前月からの変化:合計台数は減少、軽自動車は増加

前月比で合計台数は-2,055台(-6.2%)の減少。登録自動車は-2,399台、軽自動車は+344台と、軽の流入が増加した。移転手続きの割合が67.0%と高いことから、中古車の再流通が主な流れである。新規手続きは28.3%で、全国平均(26.9%)を上回るが、変更手続きは4.8%と全国平均(6.1%)より低く、変更の需要は弱い。

販売店が仕入れ・在庫・商談で何を見るか

販売店は移転手続きの割合が67.0%と高いことから、移転車の流入を重視すべき。特に1月は軽自動車の比率が38.2%と前月比で上昇したため、軽自動車の在庫調整と仕入れのタイミングを見極める必要がある。また、12月のピークから1月に調整した傾向があるため、前月の流入を基準に在庫を管理し、1月の需要変動に備える。商談では、移転車の価格交渉力や軽自動車の需要動向を意識する。

出典:一般社団法人 日本中古自動車販売協会連合会「月刊JU中販連」2026年4月号(通巻613号)