月刊JU中販連ダイジェスト

統計・愛知

愛知県の中古車市場、12月に3万2903台で全国首位維持

この記事のポイント(要約)

2025年12月、愛知県の中古車登録・届出台数は32,903台で全国シェア6.3%、47都道府県中1位を維持。前月比11.9%増の3,492台増加。軽自動車比率は34.8%と全国平均43.3%より低く、登録車の移転手続きが66.3%と全国平均とほぼ同水準。中部・北陸8県では愛知が合計台数で32.7%を占め、静岡や長野など周辺県と比べて軽自動車比率が低く、中古車流通の中心地としての特性が顕著。月次推移では11月29,411台から12月に急増し、観測期間内最多を記録。販売店は前月比の増加を背景に、在庫の移転流入や登録車の仕入れ需要の高まりに注目すべき。

当月の要点:12月は観測期間内最多、前月比11.9%増

2025年12月、愛知県の中古車登録・届出台数は合計32,903台に達し、観測期間(2025年11月〜12月)における最多を記録した。前月の29,411台から3,492台(+11.9%)増加し、特に登録自動車の新規手続きが2,481台増加した。この増加は、移転手続きが66.3%を占める中で、新規手続きの伸びが顕著に表れている。全国シェアは6.3%のまま維持し、47都道府県中1位を継続。12月は全国上位10県のうち1位に位置し、市場の規模と安定性が裏付けられている。

全国の中での愛知の位置:全国シェア6.3%で首位維持

愛知県は2025年12月、全国シェア6.3%を達成し、47都道府県中1位を維持した。全国合計525,580台に対し、愛知は32,903台を占め、北海道(29,502台)や神奈川(24,763台)など大都市圏を上回る規模を有している。特に登録自動車の小計(21,450台)は全国の27.7%を占め、移転手続きが66.3%と全国平均(66.1%)とほぼ同水準である点から、中古車流通の中心地としての機能が強固である。軽自動車比率は34.8%と全国平均(43.3%)より8.5ポイント低く、中古車市場の構成が他の地域と異なる特徴を持つ。

近隣県・近隣会場との違い:軽比率が低く、中古車流通の中心地

中部・北陸8県の合計台数100,573台に対し、愛知は32,903台(32.7%)を占める。静岡(18,552台)や長野(12,335台)など周辺県と比較すると、愛知は合計台数で最も大きく、特に軽自動車比率が低い点が特徴的である。岐阜(49.4%)、長野(50.5%)、福井(58.6%)などは軽自動車比率が50%以上に達する一方、愛知は34.8%にとどまる。これは、愛知が軽自動車に依存せず、登録自動車の流通が中心であることを示しており、販売店が中古車の仕入れや在庫管理において、登録車の移転流入を重視すべきであることを意味する。

月次推移から見える動き:11月から12月に急増、観測期間内最多

2025年11月から12月にかけて、愛知県の中古車台数は29,411台から32,903台へと急増し、観測期間内最多を記録した。この変化は、前月比+11.9%の増加に裏打ちされており、特に登録自動車の新規手続きが2,481台増加した。移転手続きは66.3%と全国平均と同水準であり、中古車の流通が安定していることを示す。また、軽自動車比率は35.5%から34.8%へと低下し、軽車両の流入が相対的に減少している。この動きは、販売店が12月の流入を予測し、登録車の在庫確保を進める必要があることを示唆している。

前月からの変化:新規手続きが増加、移転は安定

前月比で合計台数は+3,492台(+11.9%)増加し、特に登録自動車の新規手続きが2,481台増加した。これは、新規登録の需要が前月比で顕著に高まったことを示している。移転手続きは66.3%と全国平均(66.1%)とほぼ同水準であり、中古車の流通が安定している。軽自動車の手続きは1,011台増加し、比率は35.5%から34.8%へと低下した。この変化は、軽自動車の流入が相対的に減少していることを示しており、販売店は登録車の仕入れ需要の高まりに備える必要がある。

販売店が仕入れ・在庫・商談で何を見るか

販売店は、12月の新規手続きの増加を背景に、登録自動車の仕入れ需要の高まりに注目すべきである。特に移転手続きが66.3%と全国平均とほぼ同水準であり、中古車の流通が安定している。軽自動車比率が34.8%と全国平均より低いため、軽車両の在庫は相対的に少ない。商談では、登録車の移転流入を重視し、新規登録の需要に応じた在庫構成を検討すべきである。また、前月比の増加を踏まえ、1月以降の流入を見込んで、在庫調整を進めることが重要である。

出典:一般社団法人 日本中古自動車販売協会連合会「月刊JU中販連」2026年3月号(通巻612号)