月刊JU中販連ダイジェスト

統計・愛知

愛知県の中古車市場、2月に3万4千台で全国首位

この記事のポイント(要約)

2026年2月、愛知県の中古車登録・届出台数は合計34,265台で全国首位。全国シェア6.5%は47都道府県中で最も高く、前月比11.1%の増加。軽自動車比率は36.9%と全国平均(45.0%)より低く、登録車の移転が65.3%と高い。中部・北陸8県では愛知が最も台数が多く、軽比率も低い。月次推移では2月が観測期間最多。販売店は移転台数の高さと軽自動車の需要動向に注目すべき。

当月の要点:2月は観測期間最多の3万4千台

2026年2月、愛知県の中古車登録・届出台数は合計34,265台に達し、観測期間(2025年11月〜2月)で最多を記録した。前月比で3,417台(+11.1%)の増加であり、特に登録自動車の移転台数が14,110台と全体の65.3%を占め、市場の流動性の高さが示された。軽自動車は12,644台、比率は36.9%で、全国平均(45.0%)より8.1ポイント低い。この数値は、愛知が軽自動車の需要より登録車の流通が活発である市場であることを示している。

全国の中での愛知の位置:シェア6.5%で都道府県第1位

愛知県の全国シェアは6.5%で、47都道府県中で最も高く、第1位を維持した。全国合計523,456台に対して、愛知は34,265台を占め、10位の兵庫県(19,431台)と比べて約1.75倍の規模である。特に2026年1月に全国シェアが6.7%まで上昇し、2月も6.5%を維持するなど、安定したトップランクの位置を保っている。これは、愛知が中古車流通の中枢であることを裏付けている。

近隣県・近隣会場との違い:軽比率が低く、登録車の移転が強い

中部・北陸8県の合計台数101,632台に対し、愛知は34,265台(33.7%)を占め、最も高い割合を示した。しかし、軽自動車比率は36.9%と、岐阜(50.6%)、静岡(50.9%)、富山(55.8%)などに比べて低い。一方、登録自動車の移転比率は65.3%で、全国平均(65.9%)とほぼ同等。これは、愛知が軽自動車の需要より、中古車の移転流通が活発な市場であることを示している。特に静岡(50.9%)や富山(55.8%)と比べ、軽自動車の割合が低い点が特徴的である。

月次推移から見える動き:2月にピーク、11月が最低

2025年11月から2026年2月までの月次推移を見ると、2月が34,265台で観測期間最多、11月が29,411台で最少。平均は31,857台。1月に30,848台と前月比で1.1%増加し、2月に急増。特に登録自動車の移転台数が14,110台(前月比+1,259台)と増加傾向にあり、市場の活性化が続いている。この推移は、年初の需要増や販売店の在庫調整が進んでいることを示唆している。

前月からの変化:合計3,417台増、移転が主因

2026年1月から2月にかけて、合計台数は30,848台から34,265台へと3,417台(+11.1%)増加した。その内訳は、登録自動車の新規が6,407台(前月比+1,107台)、移転が14,110台(+1,259台)、変更が1,104台(+134台)。特に移転台数の増加が顕著で、これは中古車の流通が活発化している証拠。軽自動車は11,797台から12,644台へと847台増加し、比率は38.2%から36.9%へとやや低下。全体として、登録車の移転が市場の主軸であることが確認された。

販売店が仕入れ・在庫・商談で何を見るか

販売店は、愛知県の市場特性として、登録自動車の移転台数が65.3%と高い点に注目すべき。これは、中古車の流通が活発であり、仕入れの機会が豊富であることを意味する。特に2月は観測期間最多の台数を記録しており、在庫調整のタイミングとして有効。また、軽自動車比率が36.9%と全国平均より低いため、軽自動車の需要はやや弱め。商談では、移転台数の高さを背景に、中古車の価格交渉や在庫回転のスピードを意識すべき。

出典:一般社団法人 日本中古自動車販売協会連合会「月刊JU中販連」2026年5月号(通巻614号)