月刊JU中販連ダイジェスト

統計・愛知

愛知県の中古車市場、3月に4万7千台で全国首位

この記事のポイント(要約)

2026年3月、愛知県の中古車登録・届出台数は47,355台で全国首位。全国シェア5.9%、月次推移では前月比+38.2%の急増。軽自動車比率は38.8%と全国平均(47.9%)より低く、登録車の移転が68.2%と高い。中部・北陸8県では愛知が30.9%を占め、静岡や福井と比べて軽の割合が低い。前月比で登録車と軽ともに大幅増。販売店は仕入れのタイミングと在庫の軽自動車比率の調整が重要。

当月の要点:3月に47,355台、全国首位で急増

2026年3月、愛知県の中古車登録・届出台数は合計47,355台に達し、全国第1位を維持した。前月比で13,090台(+38.2%)の大幅増であり、観測期間(2025年11月〜2026年3月)における最多台数となった。特に登録自動車の小計が28,976台と前月比+7,355台増加し、移転手続きが68.2%を占めるなど、中古車流通の活発さが顕著である。

全国の中での愛知の位置:シェア5.9%、第1位継続

愛知県の全国シェアは5.9%で、47都道府県中で第1位を維持している。全国合計796,078台に対し、愛知は47,355台と約5.9%を占め、都道府県別で第1位である。全国上位10県では1位に位置し、北海道(42,102台)や福岡(36,761台)を上回る。特に2026年1月から3月にかけて、全国シェアが6.7%から5.9%に低下したものの、台数自体は増加しており、市場規模の拡大が続く。

近隣県・近隣会場との違い:軽自動車比率が低い

中部・北陸8県の合計台数153,043台に対し、愛知は47,355台(30.9%)を占める。軽自動車比率は38.8%で、静岡(53.7%)、福井(62.2%)、長野(55.2%)などに比べて低く、全国平均(47.9%)より9.1ポイント低い。これは登録自動車の移転が68.2%と高いことと関連しており、軽自動車の流通より中古乗用車の取引が活発である傾向が読み取れる。

月次推移から見える動き:3月に急増、前年比で回復

2025年11月から2026年3月までの月次推移を見ると、愛知の合計台数は29,411台(11月)から47,355台(3月)まで上昇し、平均34,956台を上回る。1月に6.7%の全国シェアを記録し、2月は6.5%に低下したが、3月に再び47,355台とピークに達した。特に2月から3月にかけて登録車の小計が21,621台から28,976台へと7,355台増加しており、市場の活性化が継続している。

前月からの変化:登録車と軽ともに大幅増

2026年2月から3月にかけて、合計台数は34,265台から47,355台へと13,090台増加した。その内訳は登録自動車が21,621台から28,976台(+7,355台)、軽自動車が12,644台から18,379台(+5,735台)と、両方とも大幅に増加している。特に軽自動車の増加は、前月比+45.4%に達し、3月の需要拡大が明確に示されている。

販売店が仕入れ・在庫・商談で何を見るか

販売店は3月の急増を踏まえ、登録車の仕入れを優先すべきである。移転手続きが68.2%と高いことから、中古車の流通が活発であり、在庫の回転が速い。また、軽自動車比率が全国平均より低いことから、軽の在庫比率を適切に調整し、登録車中心の販売戦略を維持することが重要。商談では、移転手続きの多さを活かし、即売性の高い車両を提案する。

出典:一般社団法人 日本中古自動車販売協会連合会「月刊JU中販連」2026年6月号(通巻615号)