月刊JU中販連ダイジェスト

統計・全国

全国の新車・中古車動向:2025年12月の台数と構成

この記事のポイント(要約)

2025年12月、全国の新車登録台数は前年同月比100.6%、本年累計は前年累計の96.8%。普通乗用車が55.4%を占め、小型乗用車が30.3%。中古車は当月297,924台で前年同月比102.9%、本年累計は前年累計の99.2%。中古車は新車の1.41倍。乗用車が全体の85.7%を占め、貨物車は13.9%。新車と中古車の比率は1.41倍で、中古市場の堅調さが顕著。

全国の新車販売動向

2025年12月の全国新車登録台数は211,909台で、前年同月比100.6%にとどまった。本年累計は2,898,417台で、前年累計の96.8%にとどまり、伸びが鈍化している。特に普通乗用車は当月117,460台と前年同月比88.4%に下落し、小型乗用車が124.0%と増加した。貨物車は普通貨物車が97.0%、小型貨物車が135.8%と、小型車の需要が強調されている。新車全体の構成比では普通乗用車が55.4%、小型乗用車が30.3%を占め、乗用車が85.7%を形成している。

全国の中古車販売動向

2025年12月の全国中古車登録台数は297,924台で、前年同月比102.9%と微増。本年累計は3,632,179台で、前年累計の99.2%にとどまり、前年並みの水準を維持している。普通乗用車が54.7%、小型乗用車が31.5%を占め、乗用車全体で86.2%を形成。貨物車は10.8%。小型貨物車が前年同月比105.7%と伸び、普通貨物車も100.8%と横ばい。中古車市場は新車に比べて安定した需要が続いている。

車種別・乗用・貨物の構成

新車では普通乗用車が55.4%、小型乗用車が30.3%を占め、合計で乗用車が85.7%。貨物車は普通貨物車5.9%、小型貨物車8.0%。中古車では普通乗用車が54.7%、小型乗用車が31.5%、乗用車全体で86.2%。貨物車は普通貨物車4.8%、小型貨物車5.9%で、合計10.8%。中古車の小型乗用車の構成比が新車より高いため、中古市場では小型車の需要が相対的に強い。また、中古車の貨物車比率は新車よりやや高めで、中古貨物車の流通が活発であることが示唆される。

月次推移から見える流れ

新車は12月に前年同月比100.6%とほぼ横ばい。前年累計比96.8%と、年間の販売ペースが前年を下回っている。特に普通乗用車の減少が顕著で、需要の縮小が続いている。一方、中古車は前年同月比102.9%と微増。本年累計も前年累計の99.2%と、ほぼ横ばい。中古市場は新車の動向に左右されにくく、安定した需要が続いている。特に小型貨物車の中古車が105.7%と伸び、物流需要の持続性が裏付けられている。

中古車÷新車の比が示すもの

2025年12月の全国中古車登録台数は297,924台、新車は211,909台で、中古車は新車の1.41倍。前年同月比では新車100.6%、中古車102.9%と、中古車の伸びが新車を上回っている。この比率は、新車販売の鈍化に対し、中古車市場が相対的に堅調に推移していることを示している。特に小型乗用車や小型貨物車の中古車需要が強調されており、価格帯の低い車種や実用性重視の需要が維持されている。

愛知の販売店にとっての意味

全国の新車販売が横ばいにとどまり、中古車市場が安定している状況は、愛知県の中古自動車販売店にとって、新車販売の競争を避けつつ中古車販売の強化を図る機会となる。特に小型乗用車や小型貨物車の中古車需要が高まっている点は、低価格帯・実用性重視の車種を強化する戦略の根拠となる。また、中古車が新車の1.41倍の台数を占める状況は、中古車販売の収益性と安定性の高さを示しており、在庫管理や販売戦略の見直しに役立つ。

出典:一般社団法人 日本中古自動車販売協会連合会「月刊JU中販連」2026年2月号(通巻611号)