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全国の新車・中古車動向と販売戦略への示唆
この記事のポイント(要約)
全国の新車販売は前年比113.7%で回復
2026年6月の全国新車登録台数は281,571台で、前年同月比113.7%と高い伸びを示した。特に普通乗用車が166,501台(前年同月比115.2%)と、全体の59.1%を占め、小型乗用車も81,455台(111.9%)と堅調に推移。本年累計は1,530,413台で前年累計の102.0%にとどまるものの、6月の急回復により、第2四半期の需要回復が確認された。新車販売の季節性が顕著であり、4月の117.6%から5月の105.6%に一時下落した後、6月に再び上昇した点が注目される。
中古車は前年同月比104.0%で安定した流通
中古車の全国登録台数は2026年6月に318,965台で、前年同月比104.0%の伸びを維持。普通乗用車が174,484台(104.4%)と最も多く、小型乗用車も100,619台(102.7%)と安定。貨物車も全車種で前年同月比103.5%以上を記録し、中古市場全体の底堅さが裏付けられている。本年累計は1,845,809台で前年累計の99.8%と、ほぼ横ばい。4月に中古車の登録台数が414,457台とピークに達し、その後も6月に318,965台と高い水準を維持している点から、中古車の流通は季節要因にかかわらず持続的であることがわかる。
車種別構成と乗用・貨物の比率
新車の車種構成比は普通乗用車が59.1%、小型乗用車28.9%、普通貨物車4.5%、小型貨物車7.0%で、乗用車計が88.1%を占める。中古車は普通乗用車54.7%、小型乗用車31.5%、普通貨物車5.1%、小型貨物車6.0%と、乗用車が86.2%を占め、貨物車は11.1%。中古車では小型乗用車の構成比が新車より高くなる傾向が見られ、特に小型車の流通が活発である。貨物車の新車・中古ともに前年同月比103%以上を記録しており、物流需要の継続が背景にある。
月次推移から読み取れる市場の流れ
2025年12月から2026年6月までの月次推移を見ると、新車は4月に前年同月比117.6%の高水準に達し、その後5月に105.6%まで下落。6月に再び113.7%まで回復した。一方、中古車は4月に414,457台(前年同月比101.2%)とピークに達し、その後も6月に318,965台(104.0%)と高い水準を維持。中古車÷新車の比率は4月に1.35倍に達し、6月には1.13倍に低下。これは新車需要の回復が中古車需要の相対的拡大を抑制したことを示している。特に4月の急増は、新車の販売促進や旧型車の排出による中古車流入の影響が考えられる。
中古車÷新車の比が示す市場の状態
2026年6月の全国中古車÷新車の比率は1.13倍で、前年同月比104.0%/新車113.7%の状況。中古車の伸び率が新車より低いことから、新車市場の回復が中古車市場の相対的拡大を抑制している。4月には1.35倍まで上昇し、中古車の流通が新車を上回る状況だったが、6月には1.13倍に低下。これは新車の需要回復が中古車の流入を抑制する傾向にあることを示しており、特に4月の新車販売促進が中古車の流通を一時的に押し下げた可能性がある。中古車市場は依然として活発だが、新車の需要回復と相対的に、中古車の相対的価値が低下している。
販売店にとっての意味と戦略的示唆
全国の新車販売が6月に前年同月比113.7%で回復した一方、中古車は104.0%で安定。この流れは、新車需要の季節的波動が中古車市場に影響を及ぼすことを示している。特に4月の新車需要の高まりが中古車の流入を一時的に抑制した可能性がある。販売店は、新車販売のピーク時期に合わせて中古車の仕入れを調整し、在庫のバランスを取ることが重要となる。また、中古車の構成比が小型乗用車に偏っている点から、小型車の販売戦略を強化することで、需要の変動に柔軟に対応できる。中古車市場の持続性を活かしつつ、新車販売のタイミングに応じた在庫戦略が求められる。
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