月刊JU中販連ダイジェスト

統計・全国

全国の新車・中古車動向:2月の登録台数と構成比

この記事のポイント(要約)

2026年2月、全国の新車登録台数は243,670台で前年同月比92.7%、本年累計は472,502台(前年累計比94.2%)と、引き続き前年を下回る状況が続いている。中古車は287,925台(前年同月比98.7%)で、前年同月比は微増ながらも累計は前年を下回る。中古車は新車の1.18倍に達し、2025年12月の1.41倍から低下傾向にある。乗用車が新車・中古車ともに全体の86%以上を占め、小型貨物車の新車は前年同月比125.2%と高い伸びを示している。中古車の小型乗用車は前年同月比94.5%と微減、普通貨物車は87.5%と減少。全体として新車の需要は緩やかに弱まり、中古車市場は安定した動きを示している。

全国の新車動向:2月は前年比92.7%で低迷が続く

2026年2月の全国新車登録台数は243,670台で、前年同月比92.7%にとどまった。本年累計は472,502台、前年累計比94.2%。特に普通乗用車は139,306台(前年同月比88.0%)と大きく減少し、小型乗用車も72,056台(94.8%)と微減。小型貨物車は19,854台(125.2%)と前年を上回る伸びを示したが、全体の新車需要は依然として弱い状況が続いている。前年同月比の最低値は92.7%で、2025年12月の100.6%から低下傾向が続く。新車販売の底上げが見られない状況は、中古車販売店にとって需要の安定化を促す要因となっている。

全国の中古車動向:前年比98.7%で微増、中古車の存在感は維持

2026年2月の中古車登録台数は287,925台で、前年同月比98.7%。本年累計は538,202台、前年累計比98.8%。普通乗用車が159,830台(101.7%)と前年を上回り、小型乗用車は93,099台(94.5%)と微減。小型貨物車は16,377台(105.9%)で前年を上回る伸びを示した。普通貨物車は12,371台(87.5%)と減少。中古車全体の構成比では、普通乗用車が55.5%、小型乗用車が32.3%を占め、乗用車計は全体の87.8%。中古車の前年同月比は98.7%と、新車よりは高い水準を維持しており、市場の安定性が保たれている。

車種別構成:乗用車が新車・中古ともに86%以上を占める

新車では乗用車計が211,362台(86.7%)で、普通乗用車57.2%、小型乗用車29.6%を占め、貨物車は12.9%。中古車では乗用車計が252,929台(87.8%)で、普通乗用車55.5%、小型乗用車32.3%。貨物車は中古車で10.0%。小型貨物車の新車は前年同月比125.2%と高い伸びを示し、中古車も105.9%。一方、普通貨物車の中古車は87.5%と減少。全体として、乗用車が新車・中古とも大半を占めており、販売店の在庫構成や販売戦略に影響を与える。特に小型貨物車の需要拡大は、中古車販売の新たな需要源となり得る。

月次推移から見える流れ:中古車÷新車比は1.18倍に低下

2025年12月から2026年2月までの月次推移を見ると、中古車÷新車比は12月の1.41倍から1月の1.09倍、2月の1.18倍へと低下傾向にある。新車の前年同月比は12月の100.6%から2月の92.7%へと下落。中古車は12月の102.9%から2月の98.7%と微減。この流れは、新車需要の弱さが中古車市場の相対的安定を生んでいることを示している。中古車の需要は新車の低迷を背景に、相対的に維持されている。販売店としては、新車の販売が難しい状況下でも中古車販売の強化が求められる。

中古車÷新車の比が示す市場の現状

2026年2月、中古車登録台数287,925台に対して新車243,670台で、中古車÷新車比は1.18倍。前年同月比は新車92.7%、中古車98.7%と、中古車の伸びが新車を上回っている。この比が1.18倍にとどまるのは、新車需要の低迷が続いている一方で、中古車市場が安定していることを示している。特に小型貨物車の新車と中古車の両方が前年を上回る伸びを示しており、物流需要の高まりが背景にあると考えられる。販売店は、新車の販売が困難な状況下でも、中古車の需要を捉え、在庫戦略を見直す必要がある。

愛知の販売店にとっての意味:新車需要の低迷を中古車で補う戦略が有効

全国の新車需要が前年を下回る状況が続く中、中古車市場は相対的に安定している。特に小型貨物車の新車・中古車ともに前年を上回る伸びが見られ、物流関連の需要が背景にある。愛知県の中古自動車販売店は、新車販売の難しさを中古車販売の強化で補う戦略が有効となる。中古車の需要は新車の低迷を背景に維持されており、在庫の多様化や販売促進策の強化が求められる。また、乗用車が中古車市場の87.8%を占める点から、乗用車中心の販売戦略を継続しつつ、小型貨物車の需要拡大に注目することが重要である。

出典:一般社団法人 日本中古自動車販売協会連合会「月刊JU中販連」2026年4月号(通巻613号)