月刊JU中販連ダイジェスト
- TOP
- 月刊JU中販連ダイジェスト
- 統計・愛知
- JU愛知会場、成約率80.3%で全国上位10位内
JU愛知会場、成約率80.3%で全国上位10位内
この記事のポイント(要約)
当月の要点:成約率80.3%、平均単価532千円で安定した成約
2026年1月、JU愛知会場は3回の開催で11,755台の出品、成約9,439台を達成し、成約率80.3%を記録した。平均単価は532千円で、前月比28千円上昇。観測期間(2025年12月〜2026年1月)における成約率の最高は80.3%、最低は78.7%であり、80%台の安定した水準が維持されている。平均単価は504千円から532千円へと上昇し、高単価車の販売が進んでいることが示唆される。この成約率と単価の両立は、販売店が価格設定と在庫管理を適切に行っている証拠である。
全国の中での愛知の位置:成約率・成約金額で上位10位内
全国139会場中、JU愛知の成約率は第7位、平均単価は第11位に位置する。成約率は全国平均60.8%を19.5ポイント上回り、成約金額シェアは17.7%と高い。出品台数では第2位(12.5%)を記録し、岐阜に次ぐ規模である。特に成約金額シェアが出品シェアを上回る点から、高単価車の割合が高いことが読み取れる。全国平均単価498千円に対して532千円と34千円上回っており、価格帯の上位に位置している。この結果は、愛知県が中古車市場において高単価・高成約率の特徴を持つことを示している。
近隣県・近隣会場との違い:静岡・三重は成約率低、岐阜は単価高
近隣会場と比較すると、JU愛知の成約率は静岡(57.6%)、三重(46.2%)、長野(36.5%)を大きく上回る。特に静岡は出品2,078台で成約率57.6%と、愛知の80.3%と大きく差がある。一方、岐阜は平均単価734千円と愛知(532千円)を上回るが、成約率は49.9%と低いため、価格帯の違いが明確に現れている。愛知は岐阜の高単価と静岡の低成約率の中間的な位置にあり、価格と成約のバランスが取れている。この点で、愛知は中間価格帯の安定販売が可能であると評価できる。
月次推移から見える動き:成約率は80%台で安定、単価は上昇
2025年12月から2026年1月にかけて、JU愛知会場の成約率は78.7%から80.3%へと上昇し、80%台の安定した水準を維持している。平均単価は504千円から532千円へと28千円上昇し、高単価車の販売が進んでいる。出品台数は15,031台から11,755台へと減少したが、成約率と単価は上昇しており、販売の質が向上している。この推移から、販売店が高単価車の仕入れを意識し、在庫の質を高めていることが読み取れる。成約率の変動は0.8ポイント以内に収まっており、市場の安定性が確認できる。
前月からの変化:出品台数減少、成約率・単価は上昇
前月(2025年12月)と比較すると、JU愛知会場の出品台数は15,031台から11,755台へと3,276台(-21.8%)減少した。一方、成約率は78.7%から80.3%へと1.6ポイント上昇し、平均単価は504千円から532千円へと28千円(+5.6%)上昇した。出品台数の減少は、販売店が在庫の質を高め、低単価車の流出を抑制した結果と解釈できる。成約率と単価の上昇は、高単価車の販売が進んでいることを示しており、販売戦略の効果が現れている。この変化は、市場の成熟度と販売店の戦略的対応を示している。
販売店が仕入れ・在庫・商談で何を見るか
販売店は仕入れにおいて、高単価車の入荷を意識すべきである。平均単価が532千円と上昇しており、高単価車の販売が進んでいる。在庫管理では、成約率80.3%という安定した水準を維持するため、低単価車の在庫を減らし、中高単価車を重点的に確保する戦略が有効である。商談では、成約率の安定性を活かし、価格交渉の余地を広げる。特に、静岡や三重と比べて成約率が高く、平均単価も適切な水準にあるため、価格設定の柔軟性が確保できる。販売店は、単価と成約率の両立を意識した戦略を継続すべきである。
あわせて読みたい記事