月刊JU中販連ダイジェスト
- TOP
- 月刊JU中販連ダイジェスト
- 統計・全国
- 全国の新車・中古車動向:3月、中古車が新車を上回る勢い
全国の新車・中古車動向:3月、中古車が新車を上回る勢い
この記事のポイント(要約)
全国の新車販売は前年比92.7%、普通乗用車が主因で減少
2026年3月の全国新車登録台数は305,976台で、前年同月比92.7%にとどまった。特に普通乗用車が177,775台と前年同月比88.2%に下落し、全体の減少を牽引した。小型乗用車は87,663台で前年同月比101.1%と微増にとどまり、他の車種も横ばいまたは微減。本年累計は前年累計の93.6%にとどまり、新車販売の回復はまだ見られない状況が続いている。特に12月から3月にかけて新車の前年同月比は92.7%まで低下し、需要の弱さが顕著に表れている。
全国の中古車登録は前年同月比101.2%、貨物車の伸びが目立つ
2026年3月の全国中古車登録台数は414,457台で、前年同月比101.2%と微増。普通乗用車が222,409台、小型乗用車が139,914台と、いずれも前年同月比100%台で推移。特に小型貨物車は23,068台で前年同月比107.9%、普通貨物車も18,840台で107.0%と、貨物車分野での中古車需要が強調されている。本年累計は前年累計の99.8%で、やや低調ながらも前年並みの水準を維持。中古車市場は新車の低迷を補う形で、安定した需要が続いている。
乗用車が全体の87%以上を占め、貨物車の構成比は中古車で高め
新車では乗用車計265,438台(86.8%)、貨物車計39,049台(12.8%)と、乗用車が大半を占める。一方、中古車では乗用車計362,323台(87.4%)、貨物車計41,908台(10.1%)と、貨物車の構成比が新車よりやや高くなっている。特に小型貨物車と普通貨物車の中古車登録台数が前年同月比107%台で推移し、物流需要の高まりや中古車の価格安定が背景にあると考えられる。中古車市場では貨物車の需要が相対的に強まっている。
月次推移から見る流れ:中古車÷新車比は1.35倍、回復の兆しは見られない
2025年12月から2026年3月までの月次推移を見ると、新車の前年同月比は100.6%から92.7%まで低下し、需要の弱さが継続。一方、中古車の前年同月比は102.9%から98.7%まで低下しているものの、依然として100%台を維持。中古車÷新車比は12月の1.41倍から3月の1.35倍に低下しているが、依然として1.3倍台を維持。新車販売の低迷が続く中、中古車市場がその補完役として機能していることが読み取れる。
中古車÷新車比1.35倍、需要の安定が市場の基盤を支える
2026年3月の全国中古車登録台数は新車の1.35倍に達した。これは新車の前年同月比92.7%に対し、中古車が101.2%と、相対的に高い伸びを示しているため。中古車市場は新車の販売低迷を補う形で、需要が安定している。特に小型貨物車や普通貨物車の登録台数が前年同月比107%台で推移し、物流業界の需要が中古車の販売を支えている。中古車市場の安定性は、販売店の在庫戦略や販売計画の立て方において、重要な指標となる。
愛知の販売店にとっての意味:中古車の需要が安定する環境が続く
全国の動向から読み取れるのは、新車販売の低迷が続く中、中古車市場が安定した需要を維持している点である。特に貨物車の需要が中古車で高まっていることは、物流関連の販売店にとっての機会となる。愛知県の販売店は、新車販売の伸びが鈍い状況を踏まえ、中古車の在庫構成や販売戦略を見直す必要がある。中古車の需要が安定している環境は、販売店の収益基盤を支える要因となり得る。
あわせて読みたい記事