月刊JU中販連ダイジェスト

統計・愛知

JU愛知会場、成約率76.8%で安定した高水準

この記事のポイント(要約)

2026年4月、JU愛知会場は出品18,279台、成約率76.8%、平均単価513千円を記録。全国平均の成約率58.7%を18.1ポイント上回り、成約金額シェアは20.9%と高い水準を維持。全国53会場中、出品台数は第2位、平均単価は第8位。近隣県と比較して成約率・平均単価ともに優位。月次推移では2月に平均単価が556千円のピークを記録し、4月は513千円とやや下落。前月比では出品台数が15.9%増加したが、成約率は2.7ポイント低下。販売店は出品台数の増加に伴う在庫調整と、平均単価の安定化を意識すべき。

当月の要点:成約率76.8%、平均単価513千円で安定

2026年4月のJU愛知会場は5回の開催で18,279台の出品、14,031台の成約を達成し、成約率76.8%、平均単価513千円を記録した。成約率は全国平均の58.7%を18.1ポイント上回り、成約金額シェアは20.9%と高い水準を維持している。平均単価は全国平均の460千円を53千円上回っており、価格帯の安定性が確認できる。観測期間中の成約率は最高80.8%、最低76.8%と、79.2%の平均を維持しており、安定した成約水準が特徴である。

全国の中での愛知の位置:出品・成約・金額のシェア

JU愛知会場は全国154会場中、出品台数で第2位、成約金額シェアで20.9%と高い割合を占める。出品台数シェアは14.3%、成約台数シェアは18.7%と、全国規模での存在感が強い。特に成約金額シェアが20.9%と、出品台数シェアを上回る水準であり、単価の高さと成約の安定性が背景にある。全国平均単価460千円に対して513千円と53千円の差があり、価格帯の優位性が明確に現れている。

近隣県・近隣会場との違い:静岡・三重と比較して成約率・単価が上回る

近隣会場と比較すると、JU愛知の成約率と平均単価は高い水準にある。静岡(成約率56.9%、平均単価233千円)、三重(成約率44.3%、平均単価469千円)と比べて、成約率は20ポイント以上上回り、平均単価も200千円以上差が開いている。富山(成約率62.4%、平均単価388千円)や石川(成約率62.4%、平均単価388千円)と比較しても、成約率は14ポイント以上上回り、単価も125千円以上高い。岐阜(平均単価680千円)は単価が上回るが、出品台数が多く、成約率は51.4%と低いため、愛知は価格と成約のバランスが優れている。

月次推移から見える動き:平均単価は2月にピーク、4月はやや下落

2025年12月から2026年4月までの月次推移を見ると、成約率は12月の78.7%、1月の80.3%、2月の80.8%と高水準を維持し、3月に79.5%、4月に76.8%とやや低下した。成約率の最高は2月の80.8%、最低は4月の76.8%で、観測期間中の平均は79.2%と安定している。平均単価は12月の504千円、1月の532千円、2月の556千円と上昇し、3月に507千円、4月に513千円とやや戻った。2月の556千円が観測期間中の最高であり、4月はその水準を下回っているが、全国平均を上回る水準を維持している。

前月からの変化:出品台数15.9%増、成約率は2.7ポイント低下

2026年3月から4月にかけて、出品台数は15,767台から18,279台へと2,512台(+15.9%)増加した。成約台数も12,539台から14,031台へと増加し、成約率は79.5%から76.8%へと2.7ポイント低下した。平均単価は507千円から513千円へと6千円(+1.2%)上昇した。出品台数の増加に伴い、成約率がやや低下したが、平均単価は上昇し、成約金額は7,194,009千円と前月比で増加している。出品台数の増加は需要の高まりを示唆しているが、成約率の低下は競争の激化や在庫の質の変化を示す可能性がある。

販売店が仕入れ・在庫・商談で何を見るか

販売店はJU愛知会場の出品台数増加(前月比+15.9%)を注視すべきである。出品台数の増加は需要の高まりを示唆するが、成約率の低下(前月比-2.7ポイント)は競争の激化や在庫の質の変化を示す。平均単価が513千円と全国平均を上回る水準を維持している点は、価格帯の安定性を示しており、仕入れの際には単価の安定性を重視すべき。また、観測期間中の平均単価は504千円から556千円の範囲で推移しており、価格の変動に注意を払う必要がある。在庫調整では、成約率の安定性を保ちつつ、単価の上昇を狙う戦略が有効である。

出典:一般社団法人 日本中古自動車販売協会連合会「月刊JU中販連」2026年6月号(通巻615号)