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事業報告

JU愛知オークションが6レーン体制へ
― 令和7年度上期は出品9万0,163台・損益5億5,468万円で過去最高。セリ時間は3〜4時間短縮へ

この記事のポイント(要約)

  • 令和7年度上期(4〜9月・24開催)の累計出品台数は9万0,163台で上期初の9万台超え
  • 1開催あたり平均3,757台(前年同期比+181台・+5.0%)。4月・5月・8月・9月の4回でギネス更新
  • 平均成約率75.2%(−2.8pt)、平均成約金額47万6,000円(+1万9,000円)
  • 組合収入19億9,822万円・損益実績5億5,468万円で過去最高を更新。10月までの累計損益は6億9,248万円
  • 年末年始に4レーン→6レーン体制へ更新。セリ終了は3,500台で午後4時頃、4,000台で午後5時頃
  • セリ時間が3〜4時間短縮。事務局の残業削減と、落札車両の早期搬出による小売強化が期待される
⏱ 記事中の日付について本記事は機関誌「あいぶら」第339・340号(2025年10月・11月)掲載のトップ記事をもとに再構成しています。文中の「新春初荷&6レーン開設記念オークション(令和8年1月15日)」および「新年賀詞交歓会(同1月19日)」は掲載時点では予定で、いずれもすでに開催済みです。実績数値は令和7年度上期(2025年4月〜9月)時点のものです。

上期の出品台数が初めて9万台を超えた

令和7年度上期(4月〜9月・24開催)のJU愛知オークション実績が、過去最多を更新しました。

  • 累計出品台数:9万0,163台(上期として初の9万台超え)
  • 1開催あたり平均出品台数:3,757台(初の3,700台超え/前年同期比 +181台・+5.0%
  • 平均成約率:75.2%(前年同期比 −2.8ポイント
  • 平均成約金額:47万6,000円(前年同期比 +1万9,000円

月度別に見ると、4月・5月・8月・9月の4回でギネス記録(自会場の最高記録)を更新。6月と7月も前年同月に肉薄したため、上期の累計が押し上げられました。成約率は落ちたが、台数と単価が伸びた――これが上期の姿です。

組合収入19億9,822万円、損益実績5億5,468万円 ― 過去最高を更新

出品規模の拡大は、そのまま収益に表れました。上期の組合収入合計は19億9,822万円累計損益実績は5億5,468万円。過去最高だった令和6年度実績を上回る増収増益です。

下期に入った10月も、平均出品台数は8月・9月に次ぐギネス更新、平均成約率も前年同月を上回りました。これにより令和7年度の累計損益実績は6億9,248万円、経費を差し引いた実質利益は5億1,000万円に達しています。

年末年始に4レーン → 6レーンへ。セリが3〜4時間早く終わる

JU愛知は年末年始の休業期間に、現在の4レーン体制を6レーン体制へ更新しました。単なる設備増強ではなく、時間の使い方を変える投資です。

見込まれるセリ終了時刻は次のとおりです。

  • 出品3,500台前後 → セリ終了は午後4時頃
  • 出品4,000台前後 → セリ終了は午後5時頃

4レーン体制と比べてセリ時間が3〜4時間近く短縮されます。効果は2つの方向に出ます。ひとつは事務局の残業の大幅な削減=働き方の改善。もうひとつが、組合員店の小売強化です。落札車両を早期に搬出できれば、商品化にかけられる時間がこれまでより長く取れ、週末にはその車両を店頭に並べられる体制が整いやすくなります。

仕入れから店頭までのリードタイムは、小売の回転を直接左右します。「セリが早く終わる」は、販売店にとっては週内にもう1台売れるかどうかの話につながります。

新春初荷&6レーン開設記念オークション(令和8年1月15日・開催済み)

令和8年の年明けは第1週・第2週がAA休催となり、1月15日に「新春初荷&6レーン開設記念オークション」が開催されました。6レーンのお披露目となる記念AAでは、次の企画が用意されていました。

  • 6レーン開設記念特別企画(落札台数に応じた現金進呈・AA当日渡し)
    落札3〜5台=5,000円/6台以上=1万円
  • お年玉企画(出品台数に応じた現金進呈・AA当日渡し)
    出品3〜5台=3,000円/6〜9台=1万円/10台以上=2万円
  • 来場者プレゼント(ポスエントリー者に記念品を漏れなく進呈)

続く1月19日(月)には、名古屋マリオットアソシアホテルで「新年賀詞交歓会」を開催。開会は例年より早い午後6時とされ、恒例のお楽しみ抽選会は支部から2名以上が当選するよう配分を工夫する旨が案内されていました。

読みどころ ― 「台数が伸びて成約率が下がる」をどう読むか

上期の数字で目を引くのは、出品台数が5.0%増えた一方で、成約率が2.8ポイント下がっている点です。出品が増えれば、そのぶん買い手のつきにくい車も市場に出ます。それでも平均単価は1万9,000円上がっているので、相場全体が弱くなったわけではありません。会場としては「量を集めて総額を伸ばした上期」と読むのが自然です。

6レーン化は、この「量」をさばく仕組みを整えたということになります。同じ台数をより短い時間で流せるようになれば、出品をさらに受け入れる余地が生まれ、落札側にも搬出・商品化の時間が返ってきます。組合の説明どおりに回れば、令和8年度は会場と組合員店の双方にとって節目の年になります。

出典:JU愛知(愛知県中古自動車販売商工組合) 機関誌「あいぶら」第339号・340号